冬夏アキハル『転生悪女の黒歴史』の感想

「冬夏アキハル」っていうペンネームの昭和感がすごいんですが、読みました。

女子向けです。おっさんが読むやつじゃないです。でも頑張って読みました。

いつも思うんですが、なんで女子向けのマンガって1ページあたりの情報量が多いんですかね。文字数がほぼ小説レベルなんですよね。読みづらい。頭使わなくていいからマンガ読みたいのに。

この、主人公の女子が一人で盛り上がって、モノローグっつうんですか? 独白? なんか心の声を、

こんな感じのフキダシでひたすら喋る感じ。焦ってる感じで。

その手のやつです。

「黒歴史」ってタイトルわざわざ言ってるんですが、いわゆる「黒歴史が恥ずかしいので思い出したくもない」みたいなテーマじゃないです。そういうのを期待してたんですが。『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』みたいなやつ。そういうのじゃないです。

単に「昔書いたファンタジーっぽい世界に入ってしまった」っていうことなんですが、その場合、「その世界の作者だからこの後の展開を知ってる」というところが肝だと思うんですが、その「この展開は…!」というのが直前で出てくるので、厳しいことを言いますが、ダメなんですよ。それじゃ。

「その後の展開を知ってる」って、要するにタイムリープものなわけで、『シュタインズ・ゲート』とか『時をかける少女』とか『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とかみたいにしないきゃいけないってことじゃないすか。

読者は「二周目でどうやって難を切り抜けるのか」っていうのを見たいんであって、その「一周目の失敗」を見せずに「今度は難を切り抜けた」というところを見せられても、へぇ、としか思わないわけですよ。こっちは初見だから。

それか、この世界の作者だからキャラの性格とか設定も途中で変えられるとか、そういう感じの話だったら、これまでにない作品になってた気もするんですが、そういう気配はないです。

あと、なんか、とにかく置いてかれてる感がすごい。

なんかクールな感じの暗殺術嗜んでる系のイケメン執事みたいな子が出てくるんですが、そいつの魅力を説明する前にどんどん話だけ進んでくから、性格もよく分かんないし、ついていけない。

あかんかった。

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