ゲームストリーミングサービスは成功しないと思う

タイトルの通りです。成功しないです。断言できるレベル。

「なんでも最初からうまくいったわけじゃない」というケースはあります。あるんですが、でもソニーも5年? 6年? 分かんないけど結構長い間ゲームストリーミングサービス続けてますよね。PS4で。でも全然売れる兆しないじゃん。

自分もやってみたんですよ。1ヶ月。PS4のゲームストリーミングサービス。で、やめましたもん。すぐに。

理由としては「面白いゲームがない」というのが一番でかいです。ゲームは100タイトルくらいあったと思いますが、一番やりたいゲームがないからね。「まあ、面白いと言えなくもない」くらいのゲームを100本の中から選んで時間を潰すくらいなら、街を練り歩いたほうがいいですよ。というか、面白いゲームを買って遊ぶわ。

「何本ものゲーム遊び放題!」ってとこになんの魅力もないのよな。食べ放題と同じで、すぐお腹いっぱいになる。ゲームってアニメとか映画と違って長く遊ぶものだから。

という理由なので「買い切りのゲームを買って、ストリーミングで遊ぶ」ということならまあ、可能性はあると思います。単にダウンロードを挟まない、というだけの話なので。でも、たぶん今の時点で「ゲームストリーミングサービス」と言った場合は「月額定額料金でゲームが遊び放題!」という話だと思うので、「それは無理だよ」という話をしています。うすら面白いゲームを遊ぶことに人生を費やしたくないんです。

電車の中での暇つぶし、ということであれば暇つぶしに適した軽めのゲームをやりたいじゃないですか。電車の中で『SEKIRO』やれないじゃないですか。そしたら、別にストリーミングである必要はないんですよ。処理性能とか関係ないんですから、スマホにダウンロードしとけばいいんですよ。

要は需要がないのよな。

個人的には「めちゃくちゃハイスペックなサーバーで処理されたゲームをストリーミングで遊んでみたい。排熱なしで」というのはあります。ゲーミングPCの排熱の熱と音、地獄なので。

でも、ハイスペックなゲーミングPC持ってる層は、遅延とかめちゃくちゃ気にすると思うんですよね。60FPSじゃ満足しなくて、240FPSを求めるような連中ですよ? FPSのFPSを気にしたり、Steamのレビューに格ゲーのラグについて滔々と語るような人間たちの集団ですよ。それが、いくら「低遅延」とか言ったところで納得するわけないじゃないですか。「低遅延」ってことは、やっぱり遅延してるわけですよ。「無遅延」でないと。

ということで、ゲーミングPC勢、ヘビーゲーマーはターゲットから外れると思うんですよ。

でもヘビーゲーマーもダメで、ライトゲーマーはスマホで満足なら、もう入り込む余地ないじゃないすか。入り込めるとしたら、今 Switch や PS4 で遊んでるケースですけど、じゃあそのゲームストリーミングサービスで『ゼルダの伝説』の新作や『ペルソナ』の新作が遊べんのかって話ですよ。そういうビッグタイトルはプラットフォーマーが囲い込もうとするから、外には出ていかないですよね。結局、任天堂、ソニー、Google、Apple、マイクロソフト、Amazonがそれぞれにストリーミングサービスを持つだけで、そのうち何個かに定額課金するくらいなら、欲しいゲームだけを買い切りでピックアップしたほうが安いわけですよ。どっちにしたって、ビッグタイトルなんて年に2本くらいしか遊ばないんだから。

Google、Amazon、マイクロソフトはクラウドサービス持ってるので、ストリーミングサービスがコケてもそんなに痛くないでしょうが、任天堂、ソニー、Appleはそういうわけにはいかないので、本気で参入しないでしょうよ。

結局、微妙なタイトルだけがGoogle、Amazon、マイクロソフトのすべてのストリーミングサービスで遊べるようになるので、差別化図れなくて、一人勝ちにはならないと思うんですよね。それを尻目に任天堂は安定して稼ぐだろうし。任天堂はともかく、ソニーはGoogle、Amazon、マイクロソフトを相手にしないといけないので疲弊する気もしますが、そうなるとソニーのひとり負けか。まあ、なんにしても任天堂以外が疲弊するだけで、誰も勝つことはないわけですよ。

と、文章化して整理できましたが、結局これは「クラウドサービス持ってる企業が、マシンパワー余らせとくのもったいないのでとりあえずゲームに参入してみた」という程度の話なんだわ。任天堂みたいに本気で覇権を狙うつもりはなく、小銭が稼げればそれでいい、ということなので。そもそも戦いじゃないな。

とか書いて「ゲームストリーミング」でTwitter検索したら、

ソニーとマイクロソフト、戦略的提携を発表。クラウドやゲームストリーミングの共同開発を進める
ソニーとMicrosoftは5月16日、消費者向けエンターテイメントプラットフォームとAIソリューションを強化するための戦略的提携を結ぶことを発表した。

とのことなので、そういうことですよ。

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