吉田博哉『終わりの始まりを、君と一緒に。』の感想

要はGANTZです

絵がすごい。独特。『ホムンクルス』系。効果線の使い方とかもなんかやばい。

お話としては、要はGANTZです。謎の物体が現れて、右往左往するやつ。ただ、出てくる人間のリアクションが頭悪い。

GANTZの何が面白いって、出てくる人間のリアクションが多様というか、賢いやつもいればバカなやつもいるし、良いやつも悪いやつもいて、それを分け隔てなく描いてるとこなんだと改めて思いましたね。結末から逆算して描いてるんじゃなく「こういう人間を置いたら、こういう行動を取って、こういう結果になるだろうな」っていうシミュレーションに従って進んでく感じ。で、退屈になってきたらめちゃくちゃな状況を追加する、という手法。

何か持ってそうな感じはある

こっちのマンガはGANTZに比べると頭が悪いというか、「この子ら、状況分かってんのかな〜?」という感じがするんですが、そのちょっと狂ってる感じが楳図かずおや原哲夫に似てなくもない。勢いがある。

この人、吉田博哉さん、自分を信じて描いてるな…。良い意味で小学生みたいなメンタリティです。ディスってるわけではなく。楳図かずおにしたって、奥浩哉にしたって、根底にあるのは小学生みたいな発想ですからね。

そんな感じなので、なんか新しい面白さを見せてくれそうな雰囲気は持ってるんですが、20話くらい読んだけどこれといって出てこなかったわ。ものごと、そう簡単にはいかないっすね。

マンガ
マンガとかの感想を書く!