眠井アヒル『ママ友さんとアンコちゃん』

普段読まないタイプのマンガを読む

育児マンガですわ。

福満しげゆきさんの『診断の多い育児マンガ』は読んでますが、福満さんのマンガだから読んでるんであって、まあ読まないっすよね。育児マンガ。

プロモーションで流れてきたので読んでみた、という感じです。普段読まないタイプのマンガ読むと自分がどんな気持ちになるのか知りたい、というのもあり。どんなもんなんでしょ。

リアリティは感じる。面白くはない。

なんかね、面白くはないんだけどリアリティは感じるわ。実話からきてるからなんだろうけど。

でも、あまりに一般的な悩みというか、まあ、育児してたら大抵こういう悩みは出てくるわな、というタイプの悩みなので、それで、話としては面白くなっていくの? と感じてしまう。エッセイ漫画としては感性や状況が普通すぎるし。

いや、まあ、とにかくリアルなんだと思います。こういう状況は分かるというか、知ってる。伝え聞いてはいる。

でも、その現実的な話、特に大きな事件もなければ、独特の感性や視点もないし、ママ友との対決もないし、ミステリー要素もないし、まあほんと、普通に起こった出来事を普通の感性で描いてるって感じなんですよね。省略せずに。

「育児に対して理解のない人間」と思われたくない浅ましさ

正直、つまらない話なんだけど、この話をつまらないって言ってしまうと、「育児に対して理解のないダメ人間」という烙印を押される気がするので、うかつにディスれない感じがあります。

需要が分からない

でもやっぱり、マンガとしてはつまらないですよ。

ただ、このつまらなさがいいのかな。本当に育児に疲れてる人にとっては。

「みんな自分と同じなんだ」って思えることが何よりの救いになるなら、外野がとやかく言うことじゃないっすよね。ほんとにこのマンガで救われてる人がいるのかは分からんけど。

面白い育児マンガとつまらない育児マンガの差

東村アキコさんの『ママはテンパリスト』は相当面白かったのにな。吉田戦車の育児マンガも面白かったし、福満さんのも面白いし、結局、子育ての中に面白いネタを見つけられるかどうか次第なんだなと改めて思いましたね。

子供の取る行動なんてそんな個人差あるとも思えないから、このマンガ家さんは面白いネタを見落としてるのよな。

ママ友の方にも面白いネタはいくらでもあると思うのよ。そこに気付いてないだけで。それこそ、このマンガの主人公みたいに自分の世界しか見えてないのよ。

そうなってくると、「このマンガ家さん、もしかして子育て経験なしか?」とまで思えてきてしまう。でなければ、あまりにも観察眼がないというか。

結論

あまりにも普通。何も特別なことが起こらないドキュメンタリー。娯楽、って感じではない。何も事件が起こらない『警察24時』って感じ。

「そういうマンガが存在して、需要がある」ということを知れたのは面白かったけど、それ以上のものではないです。

いや、面白がるのもダメなんだろうな。そこには「理解」しか求められてない気がする。計り知れない。

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